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インプラント矯正ってどういうこと？

皆さんも一度は聞いたことのあるインプラント、矯正といったワード。実はこの二つの治療を組み合わせて治療を行うことがあるんです！ 歯を失った時に行うインプラント、歯並びを良くするために行うワイヤー矯正、マウスピース矯正やセラミック矯正。この二つをどのようにして組み合わせていくのでしょうか？

インプラント矯正と普通のインプラントの違いは？

インプラントは多くの治療と組み合わせることがあります。入れ歯とインプラントを組み合わせるインプラントオーバーデンチャー。そして今回のインプラントと矯正を組み合わせたインプラント矯正。

では普通のインプラントとどう違うのでしょうか？ 今回のインプラント矯正の場合、通常の歯を補うためのインプラントとは違った意味で使われます。 インプラント矯正は顎の中に小さなチタン合金製のスクリュー(ネジ)と呼ばれるものを打ち込みます。それを固定源として矯正を行うものです。 これにより歯を動かすことが難しい方向にも固定源があるため動かしやすくなります。 また、治療期間の短縮にもつながります。

インプラント矯正のメリット

①強力な固定源 スクリューを使用しない

一般的な矯正治療の場合だと、前歯を後ろに動かす際に同時に固定源となる奥歯にも反作用の力がかかり前にずれてしまいます。 スクリューを使用することで、固定源が奥歯ではなくスクリューにかかるので奥歯がずれることなく、前歯を大きく後ろに動かすことができます。

②大掛かりなオペが必要ない

インプラントというワードや、スクリューを顎の骨に打ち込むというと大掛かりなイメージを持たれる方も多いと思います。 しかし実際のところは小さなネジを数分で入れ、出血や痛みもほとんどないです。また除去する時も比較的容易に除去することが可能です。

③治療期間が短縮できる

通常の矯正治療ですと、他の歯を固定源として動かしたい歯を動かしていくのでどうしても時間がかかってしまいます。 それに対してインプラント矯正ですと固定源がネジになるので強力な固定源となり、動かしたい歯をスピーディーに動かすことができます。それにより治療期間の短縮につながります。

④抜歯をせずに済む可能性が高くなる

インプラント矯正はネジを固定源とするため、奥歯の後ろ側にネジを埋め込むことで、奥歯を後ろに動かして、できたスペースを使って前歯を後ろに動かすことが可能です。そのため非抜歯となるケースが多く、歯を保存することができます。

インプラント矯正のデメリット

・アンカースクリューの破折 ・アンカースクリューの動揺、脱落 ・口の中の違和感がある ・アンカースクリューが目立つこともある などのデメリットがあります。 インプラント矯正が向いている人 インプラント矯正は固定源がかなり強いものとなります。そのため、前歯を後ろに大きく下げたい方などに向いています。 外科手術を用いて大きく後ろに下げることは可能ですが、大きな手術が必要になってくるため、大きな手術を避けて行うことが可能です。

インプラント矯正をする時はご相談を

インプラント矯正は向いている症例や向いていない症例に分かれます。 そのためしっかりと歯医者さんで相談しましょう。 ひらもと歯科ではインプラント、インプラントオーバーデンチャーといった症例にも対応していますので、お気軽にご相談ください。