歯を削らずに綺麗にする
ホワイトニング
今までは虫歯がなくても削り、セラミックを歯にかぶせたりする治療法しかありませんでした。しかし症状によっては、歯を削らずにきれいにすることが出来るデンタル・ホワイトニングが有効です。当院でも、デンタル・ホワイトニングを変色歯、着色歯に対する治療の一環として行っております。専用のジェル(過酸化尿素など)を歯の表面に塗り、特殊な光で漂白するします.安全性を最優先に考え、慎重かつ効率よく歯を白くします。
国産のホワイトニング剤を使用
当院ではTion(ティオン)という国産のホワイトニング剤を使用しております。国内大手メーカーであるGC社の製品で、日本人の歯質を熟知する技術者の開発したホワイトニング材なので、知覚過敏などのトラブルが起こりにくいという特徴があります。
ホワイトニングのメカニズム
ホワイトニングでなぜ歯が白くなるのかというと、ホワイトニング剤が持つ成分が化学反応を起こすからです。過酸化水素などの成分が有色物質を分解し、漂白してくれます。歯科医院で行うオフィスホワイトニングでは、ただ塗布するだけでなく、塗布した表面に光を当てます。光を当てることで、色素を分解する化学反応の働きが強まるため、効率的かつ効果的に歯をホワイトニングできるのです。
当院のホワイトニングの種類
オフィスホワイトニング
歯科医院で治療がすべて完結するホワイトニングです。濃度の薄いジェル(ホワイトニング剤)を塗り、光をあてて色素を分解し白くします。この光は無害で熱もありません。ジェルの成分(過酸化尿素)はもともと口腔内の消毒に使われていたものですから、安全で歯の構造を変えずに、歯が白くなります。歯科医師や歯科衛生士が担当するので色ムラも起きにくいのが特徴です。
- 治療期間・治療回数
- 1日・1回
- 料金(税込み)
- 【片顎】26,400円、【両顎】44,000円
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メリット
- 資格を持つ歯科医師・歯科衛生士が施術を担当するので、ムラが少ない仕上がりになる。
- 歯科医院でのみ使用可能な高濃度の薬剤や機械を使用するため、1回の施術でもホワイトニング効果を得やすい。
- ホームホワイトニングより効果を実感するのが早い。
- 処置時に何か異常を覚えた時も適切な処置ができる。
- 必要に応じて歯のクリーニングと同時に対応できる。
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デメリット
- 自費診療のため、保険が適用できない。
- 歯の白さを保つには、繰り返しの来院が必要になる。
- 薬剤を使用する際、痛みを感じたり、沁みたりする場合がある。
オフィスホワイトニングの治療の流れ
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Flow01
口腔内検査
患者様の現状の口腔内の状態や歯の色を確認します。
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Flow02
クリーニング
着色や汚れの程度を確認し、薬剤がしっかりと効果を発揮できるように、口腔内の汚れを落とします。
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Flow03
ホワイトニング剤の塗布
歯茎や唇に付かないように気を付けながら、ホワイトニング剤を塗布します。
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Flow04
ライト照射
目を保護したうえで光を当てていきます。
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Flow05
歯の色のチェック
施術後、ホワイトニングの効果がしっかりと出ているか、色のチャートで確認します。
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Flow06
定期的なメインテナンス
オフィスホワイトニングは後戻りしやすいため、定期的にクリーニングやメインテナンスをおすすめしております。
ホームホワイトニング
ホームホワイトニングとは、患者様ご自身が自宅などで行う施術です。歯科医院で作製したマウスピースに薬剤を注入し、決められた時間装着し続けます。薬剤の有効成分が歯の内側に沈着した着色成分をゆっくり分解するので、歯が本来持っている自然な色が引き出されます。
- 治療期間・治療回数
- 約2週間・自分のペースで自由(来院は1、2回)
- 料金(税込み)
- 【両顎】33,000円、【ジェルのみ】9,000円(約1週間分)
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メリット
- ご自宅でできるのでライフスタイルに合わせやすい。歯科医院に通う時間がないという方にもおすすめできる。
- 時間をかけた分だけ効果の持続が期待できる。
- 時間をかけた分だけ最終的な白さの限界値はオフィスホワイトニングよりも高いと言われている。
- 少しずつ薬剤を浸透させることで象牙質まで薬剤が浸透していくので、後戻りにしにくくなる。
- 少しずつ薬剤を浸透させることで歯の表面荒れを抑えることができ、透明感のある自然な仕上がりにできる。
- オフィスホワイトニングに比べ治療費が安い。
- 薬剤の刺激が少ない。
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デメリット
- 自費診療のため、保険が適用できない。
- オフィスホワイトニングに比べ、薬剤の濃度を抑えているため、効果が見られるまで時間がかかる。
- オフィスホワイトニングに比べ、1回の使用時間が長くなる。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはいけない。
ホームホワイトニングの治療の流れ
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Flow01
口腔内検査・歯型採取
患者様の現状の口腔内の状態や歯の色を確認します。
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Flow02
専用マウスピースのお渡し
専用のマウスピースとホワイトニング剤をお渡しします。
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Flow03
ホームホワイトニング開始
1日2時間以上、専用マウスピースにホワイトニング剤を入れ歯に装着した状態で過ごします。
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Flow04
白さのチェック
ホワイトニングの効果がしっかりと出ているか、色のチャートで確認します。
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Flow05
希望に応じて継続
更に白くしたい場合は、ホームホワイトニングを続けて定着させていくことができます。
デュアルホワイトニング
デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングを並行しながら行います。2つのホワイトニングを組み合わせるため費用はかかりますが、よりホワイトニング効果を実感しやすく、歯の白さを長期間保てることが魅力です。
- 治療期間・治療回数
- 約2週間・オフィスは1回+ホームは自分のペースで自由(来院は1、2回)
- 料金(税込み)
- オフィスホワイトニング+ホームホワイトニング
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メリット
- 2つのホワイトニングを組み合わせることで、より短期間で理想の白さを目指せる。
- オフィスホワイトニング後にホームホワイトニングをすることでホームホワイトニングの薬剤がより効果的に浸透し、白さが持続しやすくなり、色戻りもしにくくなる。
- 最終的な白さの限界値が高いと言われているホームホワイトニングを併用することによって、オフィスホワイトニングのみの施術よりもさらに白くする事ができる。
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デメリット
- 自費診療のため、保険が適用できない。
- 2つのホワイトニングを行う都合上、コストがかかる。
- 2つのホワイトニングを行う都合上、痛みを感じる可能性が増す。
- ホワイトニング期間中、歯に色移りしやすい飲食物に気を付けなくてはいけない。